初めて就職する際、自分の中でルールを決めた。
それは
・時間を守る(遅刻、早退、欠勤しない)
・言い訳をしない。
・愚痴、陰口を言わない。
の3つだ。
とにかく仕事が出来なくてもこれだけは守ろうと決めた。
実際そんなに大変ではなかったけど、困った事もあった。
それは職場の人と飲みに行った際、皆が話す事は愚痴や陰口が多く、
愚痴と陰口がルール上、言えない僕はなかなか難しかった。
でも幸いな事に、率先してそれを話していた先輩が移動になり落ち着いた。
でも次にやってきた先輩も、ちょっと大変で
一度、仕事が終わって帰ろうとしいてると、
社内で他の部署の部長と飲んでいたその先輩に呼び止められ
「塚田!ビール買ってこい」と言われた。
だいたい僕は気にせず買いに行くタイプだが、
この時はタイミングも悪かったのか、気持ちが顔に出てしまった。
それを見た先輩は荒い口調で
「俺も新人の時は嫌だったんだよ!いいから買ってこい!」と言った。
「わかりました」と答え、コンビニに向かう道中思ったのは
「絶対後輩が出来ても、こんな事はさせまい!」ということだった。
それ以来僕のルールに
「嫌な事は人にはさせない。嫌な事があったら引き受ける」が追加された。
働いている間、ずっとこの4つのルールを守っていたら、
見てる人は見てくれていて大事な仕事を任せてもらったり、
困った時に助けてもらったり、
後輩とも良い関係を作れ、
自分で言うのもなんだけど、上司にも可愛がられた。
初めは自分に負けないルールと思っていたけど、
人に信頼されるルールだった気もする。