すきやばし次郎の店主、小野二郎のドキュメンタリー映画
「二郎は鮨の夢を見る」を観た時、不思議だったのが
店主の小野二郎よりも息子の小野禎一の握った鮨の方が
食べたいと思った。
これは彼の人柄なのか、苦労や苦悩が見えたからなのか
同じ2代目だからなのかは、わからないが
なぜかそう思った。
ホリエモンが前に
「寿司職人が何年も修行するのはバカ」と発言して話題になった。
確かに、技術が早く覚えられるようになったのは良い事だと思うし
美味しいお店が増えると思うと嬉しい。
きっと何か新しい事に挑戦する時は、
そんなお店に行き「勢い」を実感したい時もあると思う。
ただ何かを成し遂げた時、苦労が実ったとき
きっと僕は何年も修行した職人の店に行くと思う。
お祝いをするわけだはなく、店主と会話をするでもなく
淡々と鮨が出てきてそれを黙々と食べる。
きっとそれは美味しく感慨深いものだと思う。